精神科の初診で受けた4つの検査|バウム・CES-D・AQ・ADHD質問票を体験談で解説

ASD/ADHD
この記事は約5分で読めます。

はじめに

この記事は、私が精神科の初診で実際に受けた検査(質問票を含む)について、体験談としてまとめたものです。
医療アドバイスではありません。病院や医師の方針によって、検査内容・順番・質問票の種類は変わります。

※私の場合、検査は初診日に行い、結果の説明は2回目の受診で受けました。この記事では「初診で何をしたのか」を、覚えている範囲で書いていきます。
※会話部分は当時のやりとりを元に、雰囲気が伝わるように要約しています。

「精神科って何されるの?」という不安が少しでも薄くなれば、それだけでこの記事の価値はあると思っています。


初診で受けた検査はこの4つ

私が初診で受けたのは、次の4つでした。

・バウムテスト(木を描く検査)
・CES-D検査(うつ症状の質問票)
・自閉スペクトラム指数(AQ)自己診断テストチェック
・ADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)傾向チェックの質問票

正直、検査と聞くと「診断を確定させられる」「裁かれる」みたいな怖さがありました。
ですが実際は、心理テストなどネットに掲載されているものに近かったです。


バウムテスト(木を描くテスト)

では、いくつか簡単な検査をしていきますね

先生、ちょっと待ってください。
いきなりだと怖いです……

大丈夫ですよ。こちらの紙をどうぞ

これ……ただの白紙ですが……

はい。その白紙に、自由に木を一本描いてください

バウムテストは、いわゆる“絵のテスト”でした。ただし美術の上手さを見るものではない、と説明されました。

私は最初、「何が正解なんだろう」と焦りました。けれど、考えれば考えるほど分からなくなっていきます。結局、言われるがままに鉛筆を動かしました。

私の描いた木はこんな感じでした。
(※当日の用紙は回収されたため、記憶をもとにほぼ同じものを描き直しました。)

描いている最中は不思議と無心になりました。問診で言葉が詰まったあとだったので、むしろ“話さなくていい時間”が少しだけ救いでした。


CES-D検査(うつ症状の質問票)

お疲れさまでした。次はこの質問票に答えてください

心理テストみたいなものですか?
4段階で答える感じですか?

そうですね。迷ったら近いものを選べば大丈夫です

分からない場合は、直感でいいんですね

はい。無理に悩みすぎなくて大丈夫ですよ

次に渡されたのが、CES-D検査でした。一定期間の気分や状態について、4段階で答える形式です。質問は20個前後(体感)でした。

内容は「気分の落ち込み」「楽しめたか」「眠れているか」「食欲」「疲れやすさ」など、日常のしんどさを“整理する”ためのものだと感じました。

ここで私がきつかったのは、「普通だと思っていた状態」にチェックが入っていく感覚です。例えば「朝起きた時点で憂うつで、手につかない日がある」といった内容があり、後日医師から「抑うつでよく見られるサインの一つとして扱われることがある」と説明されました。

客観視が進むという意味では必要なのですが、心の中では少し現実を突きつけられる感じもありました。


自閉スペクトラム指数(AQ)自己診断テストチェック

お疲れさまでした。次はAQの質問票です

これも同じように4段階で答えればいいですか?

はい、同じで大丈夫です。直感で選んでください

次はAQ(自閉スペクトラム指数)の質問票でした。これも4段階形式で、質問数は20個ほど(体感)でした。

AQは気分の話というより、「物事の捉え方」「こだわり」「対人場面での感じ方」など、性格に近い部分に触れてくる質問が多い印象でした。

正直ここは、答えていて気持ちが揺れました。
「当てはまるけど、環境による気もする」
「昔はそうだったけど、今は対策で回避してる」
みたいに、“今の自分”だけでは決めにくい質問が混ざるからです。

先生の「迷ったら、なんとなくこれで大丈夫ですよ」という言葉があり、思ったよりスムーズに進められました。


ADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)傾向チェック(質問票)

お疲れさまでした。次が最後です。
少し多いですが、ゆっくりで大丈夫です

何問くらいありますか?

用紙にもよりますが、50〜60問くらいのことが多いです

はい…(そんなに多いのか…)。

最後がADHDの質問票でした。これが一番ボリュームがあり、質問数は50〜60個ほど(体感)。4段階で答える形式でした。

量が多いぶん単純に疲れます。しかもADHD系の質問は「頻度」「ミスの多さ」「集中のムラ」「先延ばし」「忘れ物」「落ち着かなさ」など、生活の“地味な困りごと”を直撃してきます。

私は答えていて、途中でこう思いました。
「これって“頑張った結果なんとか回してる状態”も含まれるのかな?」
「仕事の日は地獄だけど、休みの日はマシ。どっち基準で答える?」

この“基準の迷い”が出やすい検査だと感じました。だからこそ、見栄を張るより、困っている場面に寄せて答えた方が、後で自分が楽になると思います。

そして何より一番思ったのが、
「これって、性格や根性の問題じゃないのかもしれない」
ということでした。

安心はしませんでした。頑張ってもできないことがある、という事実が重かったからです。ここまで来て、悔しさが込み上げて泣いてしまいました。「自分が無能だから怒られてきた」と思い込んでいた部分が、少し崩れた感じがしました。


まとめ|検査は「裁く」じゃなく「整理」だった

初診で受けた4つの検査は、バウムテスト/CES-D/AQ/ADHD質問票でした。やる前は怖かったけど、実際は“自分の困りごとを整理する材料集め”に近かったです。

これから受診する人がいるなら、完璧に答えようとしなくていいと思います。むしろ、良く見せようとしない方が、あとで自分が助かります。

悔しさはありました。でも、ここで少し前を向けた気がしました。もし受診を迷っているなら、この記事が「検討するきっかけ」になればうれしいです。

次回受診で結果を聞いたとき、私は少しだけ「やっとスタート地点に立てた」感じがしました。次の記事では、検査結果の用紙と、医師からの説明内容をまとめていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました