精神科初診の検査結果を公開|バウムテスト・CES-D・AQ・ADHD質問票を順番に解説

ASD/ADHD
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はじめに|この記事で分かること

この記事では、精神科の初診で受けた4つの検査(バウム/CES-D/AQ/ADHD質問票)について、実施した順番のまま結果を整理していきます。
前回では「どんな検査だったか」を体験談としてまとめましたが、今回は一歩進めて「結果をどう読めばいいのか」を、私の受け止め方も含めて書きます。

※この記事は医療アドバイスではなく、あくまで個人の体験談です。診断や治療の判断は必ず医師にご相談ください。

(先にざっくり結論だけ)

バウム:自信はバランス型/行動力はあるが変化に弱い/ストレスを溜めやすい傾向
CES-D:37/60点(中等度抑うつ)
AQ:36/50点(33点以上が目安と記載)
ADHD質問票:注意欠如 8点/多動衝動 7点/別テスト 16点(14点超で強いと記載)


検査結果を読む前に|結論:結果=診断ではない

これらの検査結果は、診断を確定するものではなく、傾向を整理する材料でした。

点数が高い/低いで白黒をつけるというより、
「自分は日常生活のどこで困っているのか」
「その困りごとが、どんな傾向から来ていそうか」
を医師と共有するための地図みたいなものだと感じました。

なので、結果を見るときはこう考えるのが安全です。

点数は“目安”。怖がるための数字ではない
重要なのは、困りごとと一致しているかどうか
しんどい人ほど、数字で自分を否定しやすいので注意が必要


【結果①】バウムテスト(木を描く検査)

バウムテストは何が分かる検査か

バウムテストは、紙に木を描くことで、ストレスの傾向や対人距離感、エネルギーの使い方などを“総合的に”見るタイプの検査だと言われました。

正直、私はこの時点で「絵が下手でも大丈夫かな…」と焦っていましたが、上手い下手は関係ないそうです。

私の結果

用紙に書かれていた要点をまとめると、こんな感じでした。

その他:精神的な安定を求めている可能性
樹木の大きさ:自信の面はバランスが取れている
幹の形:行動力はあるが、変化への弱さが示唆される
枝の形:ストレスを溜め込みやすい。爆発する前に小出しが良い
枝の様子:過去へのとらわれがうかがわれる

結果を受けて思ったこと

正直、バウムテストは「絵で何が分かるんだろう」と半信半疑でした。
でも結果を読んで、なかなかの角度でそうかもしれないと実感しました。

特に「ストレスを溜め込みやすい」「過去へのとらわれ」という部分は、かなり心当たりがありました。
その場では我慢できてしまうのに、あとで一気に疲れが出たり、自己嫌悪に落ちたりするタイプなので、溜めない設計(吐き出す・休む・相談する)を最初から作った方が良いのだと思います。


【結果②】CES-D(抑うつのセルフチェック)

CES-Dの基本(目安)

CES-Dは、ここ最近の気分や状態を点数化する検査です。
用紙の説明では、60点満点中「16点以上」が抑うつ状態の目安として書かれていました。

私の結果

37点/60点 でした。
用紙には「中等度抑うつ状態」「基本的に治療が必要な状態の可能性」といった内容が書かれていました。

受け止め方のコツ

点数だけ見ると、正直ちょっとショックでした。
ただ、同時に「そりゃ最近しんどいわけだ」と腑に落ちた部分もありました。

私の場合、しんどさが出るときって、

気合いで誤魔化して動く(でも後で反動が来る)
何もできない自分を責めて、さらに落ちる
睡眠や生活が崩れて、余計に回復しにくくなる

この流れになりがちです。
CES-Dは「私は今、頑張り不足なんじゃなくて、しんどさが数値として出る状態なんだ」と客観視する材料になりました。

※もし「消えたい」「自傷したい」などの危険な気持ちがある場合は、検査結果うんぬんより先に、すぐ医療機関や緊急窓口に相談してください。


【結果③】AQ(自閉スペクトラム傾向の指標)

AQは「傾向」を見る検査

AQは、自閉スペクトラム(ASD)に関連しやすい特性の傾向を、質問票で確認するものです。
AQはあくまで“傾向”で、これだけでASD確定にはなりません。

私の結果(ここに差し込み)

合計得点は 36点/50点
用紙の説明では、**33点以上で「適応上の問題になりやすいレベル」**と書かれていました(ただし、点数だけで治療が決まるわけではない、とも明記されていました)。

内訳はこんな感じでした。

社会的スキル:7点
注意の切り替え:8点
細部への関心:8点
コミュニケーション:8点
想像力:5点

(※点数が高いほど“その傾向が強い”という読み方で書かれていました)」

結果を受けて思ったこと

AQで一番「これだ」と思ったのは、注意の切り替え細部への関心です。

私は「やる気がない」というより、

予定変更や割り込みで頭が止まる
いったん気になりだすと細部に吸われて進まない
“こうあるべき”の基準が強くて疲れる

こういう形で生活が詰むことが多いです。

この結果を見て良かったのは、努力不足の一言で片づけるより、「特性として対策を立てる」方向に頭が切り替わったことでした。
「自分が弱いからダメ」ではなく、「環境とルール次第でラクになる余地がある」という感覚です。


【結果④】ADHD質問票(症状の傾向チェック)

ADHD質問票は「日常の困りごと」と直結しやすい

ADHD質問票は、注意・多動・衝動性に関する特徴がどれくらい出ているかを確認するものです。
私の場合、この質問票が一番「うわ、当てはまる…」となりました。

私の結果

用紙の結果は以下でした。

テスト1(注意欠如側):8点(成人は5点超で傾向が強い目安、と記載)
テスト1(多動・衝動側):7点(成人は5点超で傾向が強い目安、と記載)
テスト2(別方式のADHDテスト):16点(14点超で症状が強い目安、と記載)

結果を受けて思ったこと

これは本当に、読んだ瞬間に「これ、日常そのものだ…」となりました。

私の困りごとって、能力がないというよりも、
“やるべき”は分かるのに、着手が遅れる(先延ばし)
集中のスイッチが不安定で、ムラが激しい
途中で割り込みが入ると、元に戻れない
気合いで押し切る→反動で何もできなくなる

このパターンが多いです。

だからこそ、ADHD質問票の結果は怖いというより、「対策の方向がはっきりする」感じがありました。
気合いで戦うのではなく、仕組みで助ける。
(例:タスクを細かくする/締切を前倒しで作る/目につく場所にメモを置く/“やらない選択肢”を先に決める など)


4つの結果をまとめて見たときに大事だったこと

4つを並べてみて、私が一番大事だと思ったのはこれです。

検査結果は答えではなく、作戦を立てる材料。

点数がどうであれ、生活で困っているなら、
「何に困っているのか」「どういう状況で悪化するのか」を言葉にした方が次に進みやすいです。

私は次の診察で、結果を踏まえてこういう話をする準備をしました。

  • 仕事で詰む瞬間(具体例)
     例:予定変更・割り込みが入ると停止する/優先順位が崩れると復帰できない
  • 人間関係で誤解されるパターン
     例:相手の反応を悪く解釈して距離を取る/言葉の裏を読みすぎて疲れる
  • 生活が崩れるトリガー
     例:睡眠不足/予定が詰まりすぎる/休む罪悪感/小さな失敗の連鎖(自己嫌悪ループ)
  • 逆にうまくいく条件
     例:ルールが明確/やることが見える化されている/休む予定が先に入っている

まとめ|数字より「生活の困りごと」を言語化する

今回の内容をまとめると

バウム:自分自身の全体像
CES-D:今のしんどさを可視化する目安(私は37/60点)
AQ:特性が努力不足ではない(私は36/50点)
ADHD質問票:日常生活の対策(注意8点/多動7点/別テスト16点)

検査結果は怖いものではなく、
「自分を責める材料」ではなく、自分を助ける材料にしていいと思います。

次回はこの検査結果ら処方された薬についてお話ししていきたいと思います。

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